資金調達ならクラウドファンディング
クラウドファンディングという言葉を聞いたことがありますか?
これ、ビジネスをしている人だと身近な言葉となっているのですが新規事業などで必要な資金を集める方法となっており一般の人から芸能人、有名人などいろいろな人が資金調達に使っている方法です。
国内でも年々需要が高まっているのですが、言葉は知っているけれども内容はわからない。
はじめてクラウドファンディングという言葉を聞いたなど様々な意見があると思います。
そこで、ここではクラウドファンディングについて書いていきたいと思います。
クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングとは、
「こんなモノやサービスを作りたい」
「世の中を問題をこんな風に解決をしたい」
「この商品があれば絶対に世の中が良くなるんだ」
こんな風なアイデアやプロジェクトを持つ起案者がクラウドファンディング専用のインターネットサイトを通じて、世の中に呼びかけをする。
それに不特定多数の共感をした人は資金を投資するという形式の資金調達の方法です。
ちなみにクラウドファインディングの名称の由来ですが「群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語」となっていますね。
昔から行われていたクラウドファンディング
インターネットが今では普及をしており、私たちの生活になくてはならないものとなっていますが世界で数多くのクラウドファンディングサイトが生まれています。
参考にこちら見てください。
→https://readyfor.jp/
このサイトもクラウドファンディングの「readeyfor(レディフォー)」というサイトなのですが、中を見てみると達成をしているもの、まだ資金調達がうまくいっていないものなどいろいろとあります。
他にもこちらはクラウドファンディングのまとめサイトもありますね。
→http://runcrowd.jp/
実際に今現在の資金調達のために動いている人はたくさんおり、資金調達に成功をしている人もいれば、うまくあ集まっていないという人もいるのは正直なところです。
クラウドファンディングの4つの種類
クラウドファンディングについて徐々にわかってきてくれたと思いますが、単純にお金を集めるだけのものではなく実際には4つのタイプに分かれるといわれています。
寄付型
集めた資金を全額寄付にあてリターンはなしの方法。
投資型
出資者がプロジェクトの利益から配当という形でリターンを受け取る。
融資型
出資者が利子という形で一定のリターンを受け取る形。
購入型
支援者はお返しとしてモノやサービス、権利という形での特典を受け取る。
クラウドファンディングには案を考える起案者と、資金を援助する支援者がいるですがどの形態から資金を調達するのかは起案者の考えによります。
その起案者の考えに共感をした支援者だけが資金を入れることで資金調達に成功をするという流れになっていますね。
支援者はもちろんリターンがあるのかという点をみていますし、プロジェクトとして成功をするかをみています。そのためにもその形式で資金調達をするかはとても重要な問題といえます。
やり方と仕組み
クラウドファンディングのやり方はとてもシンプルです。
自分が起案者となった場合にはその思いや狙いなどをクラウドファンディングのサイトを通じて世の中の人へ伝えることになります。
手順としては以下の通り。
1,目標決める
2,利用するサイトを選ぶ
3,プロジェクトを投稿する
この3段階を得て資金調達をする形となっていますので紹介をしていきましょう。
目標を決める
どんなプロジェクトで、どれだけの資金が必要なのか?
これについてじっくりと考える必要があります。
例えば「ユニークなカフェをカフェのない地域に作りたい」となった場合にそれを作るための資金はいくらなのか?という点を考えるべきです。
あとはどの形で目標達成するのかを決めましょう。
購入型にした場合には店舗ができた暁にはコーヒーとケーキのセットをプレゼントなどにしましょう。
利用するサイトを決める
目的と資金の目標が決まったら次に資金を調達するためのサイトを決めましょう。
どこのサイトを利用するかはあなた次第になりますが、規模がいろいろとあり「kickstarter(キックスターター)」世界で最もシェアのあるクラウドファンディングです。
他にもいろいろとありますが、クラウドファンディングのサイトを利用した場合に調達をした資金の5%はサイトへ支払うことになります。
サイトによって微妙にことなりますのでしっかりと確認をしてから利用をするようにしてくださいね。
プロジェクトを投稿する
プロジェクトが決まったらいよいよ投稿です。
魅力的なタイトルやカテゴリー、目標金額などここが最も重要で支援者はこまめにチェックをしていますが魅力的なものでない場合には資金は一切集まりません。
これは芸能人だから、著名人だから集まりやすいということはなく信用できそうか?というところが重要となります。
もちろん修正はその都度できますので、うまくいけばそのまま。
資金がおもように集まらない場合にはその都度修正を加えて資金調達へ向けて頑張りましょう。
審査をされる
投稿をすると審査という形であなたのクラウドファンディングの正当性などをチェックされます。
これに大体3日程度かかると言われていますので、資金をすぐに集めたいと思っても不可能です。
このような流れと仕組みでクラウドファンディングは成り立っていますので理解をして利用をしてくださいね。
クラウドファンディングのメリット
メリットとしては誰でも資金調達のチャンスがあるということです。
簡単には集まりませんが、クラウドファンディングをすることで現実的に難しかった企業や団体が資金を調達できるようになりました。
もちろん、個人でもおもしろいこと、出資者が出したいとおもったことがあればインターネット上で不特定多数から資金を募ることができるという特性があります。
また、出資者にもメリットがあり例えば購入型のクラウドファンディングに投資をすると自分がほしい商品が手に入ったり、これから世にでるであろう商品を手に入れることもできます。
融資型になると金銭的なリターンも期待できますので出資をしてほしい人、出資をするひと双方にメリットがあります。
デメリット
ただし、良いことばかりではなくデメリットもあるのは正直なところです。
まず、募集をかけたプロジェクトがすべてうまくいくとは限りません。
資金が集まってもそのプロジェクトは頓挫をしてしまい消滅をする可能性もありますし、失敗をする可能性もあります。
もちろん、投資をした出資者が失敗をしたために「金を返せ」と声を上げても基本的にクラウドファンディングは投資という形式になっているため返金は不可となっています。
そのため、不成立や頓挫というリスクも考えて投資をするようにしましょう。
また、中には悪意をもってクラウドファンディングを利用する人もあとを絶ちません。
例えば、資金だけ集めてとんずらなんてこともありますが、クラウドファンディングであつめたお金をすべて正しく使われているのかを確認する方法はありませんのでリスクもあります。
税金はどうなる?
税金はクラウドファンディングの利用方法によってことなります。
・購入型クラウドファンディング による資金調達と リターン の提供は消費税の対象となる取引となります。
・プロジェクトオーナー が個人事業主の場合は、「所得税」の対象となります。
・ 寄付型のクラウドファンディングとなるその状況によってことなります。
※出資者個人でプロジェクトオーナーも個人の場合はプロジェクトオーナー が個人の場合、寄付を受けることになるため贈与税の対象となります。
※出資者が法人、プロジェクトオーナー個人の場合は プロジェクトオーナー の個人には一時所得としての所得税がかかります。
※出資者が法人、プロジェクトオーナーも法人の場合はプロジェクトオーナー が法人の場合は、寄付金が受増益として利益が増えるため、法人税の対象となります。
※出資者が個人、プロジェクトオーナーが法人の場合はプロジェクトオーナー はケース3同様法人税の対象となります。
※中学生の場合基礎控除38万円+勤労所得控除27万円の範囲に収まれば税金は無税となりますが、その金額を超えると課税対象となります。
このように税金は支援者、プロジェクトオーナーの状態によって異なると言われていますので注意をしましょう。