楽天はアマゾンの敗北宣言
Amazonと楽天といえば、どちらも通販の大手の会社となっており日本では比較をされやすいです。
私は本などを購入する際には中古で購入をすることが多いですし、プライム会員ということもあり比較的Amazonを使うことが多いです。
しかし、服や靴、日用品などを購入するとなった場合にはAmazonと楽天で値段を比較してから購入をすることもありますし、一度対応をしてもらった楽天ショップから購入をすることもあります。
そんな楽天とAmazonを比較してみると面白い結果があったので書いていきましょう。
敗北宣言とは?
比較の前に知っておきたいことが、楽天がアマゾンに対して「敗北宣言」をしたと話題になっています。
それはこんなニュースからです。
日本貿易振興機構(JETRO)がまとめた「ジェトロ世界貿易投資報告」(2017年版)によると、2016年の日本のEC(電子商取引)市場における企業別のシェアは「アマゾン」のアマゾン・ドット・コムが20.2%でトップに立った。
(参考:「アマゾンと楽天の比較」日本貿易振興機構(JETRO))
アマゾンは先進国で圧倒的なトップとなっており、米国では33.0%、英国26.5%、ドイツ40.8%、フランス10.7%となっています。
しかし、中国ではアリババ集団が43.5%で断トツとなっているので世界中のトップを取りたいAmazonからするとアリババを抜き去ることが直近の目標となるでしょう。
日本では楽天がずっとトップを走ってきており、Amazonがを追う展開でしたがついに抜き去りトップになったのです。
楽天は実質アマゾンに日本での市場の1位を明け渡すことになったことから「敗北宣言」と言われていますね。
比較してみよう
Amazonと楽天はよく比較対象とされるお店なのですが、そもそもどんな歴史や違いがあるのでしょうか?
まずは、どちらの会社の沿革や歴史について書いていきます。
Amazon(アマゾン)とは?
そもそもAmazonって便利!と思っている方もいると思いますがAmazonはどんな会社なのかご存知ない人もいると思いますのでAmazonについて書いていきましょう。
Amazonの正式名称はAmazon.com, Inc.(アマゾン・ドット・コム)です。
アメリカ合衆国・ワシントン州シアトルに本拠を構えるECサイト、Webサービス会社ですね。
Amazon.comとしてのサービスは1995年7月16日より始まっておりの1994年7月にジェフ・ベゾスによって法人取得をしたのが始まりです。
法人を取得したころはこの cadabra (カタブラ)という名前にしていたのですが、ベンチャー計画を弁護士に電話で話した際 「cadaver?(死体?)」 と聞き返されたことから社名をへっこうすることに決定。
その後に世界で最大規模の流域面積を持つ南アメリカのアマゾン川にちなみAmazon.comと改名されました。
笑顔のマークがついた段ボールの存在感を放っており、送料無料や即日配達などが話題となっっていますが、なんといっても幅広い品揃えが特徴となってます。
(参考:ウィキペディア「Amazonとは」)
楽天市場とは?
楽天の正式名称は楽天市場です。
通称楽天はに国内で最大級のインターネットショッピング関連サービスの一つで楽天の中でも夫も重要な事業の1つとなっています。
楽天市場では、書籍や食品をはじめ、コンサートチケット、庭石、保険、不動産と幅広い商品を取り扱っていおり、個人が店舗を持つことはできないけれども、楽天に中になら店舗を作ることができるということから個人商店に人気になったのが始まりです。
(参考:ウィキペディア「楽天」)
日本での他の通販サイト
他にも日本ではYahoo!ショッピング、ASKULなどもECサイトとして人気を集めていますね。
ちなみに開業をした順番としてはと当時、エム・ディー・エム(現在の楽天株式会社)が運営するショッピングモール楽天市場の誕生が最初となって1963年です。
その3年後にはYahoo!ショッピングが誕生、さらに2000年には本を販売するECサイトとしてAmazon.co.jpが日本でサービスを開始したのでAmazonは一番最後に来たということになります。
2018年では日本ではAmazonがトップ、2位が楽天、3位がYahoo!ショッピング(ソフトバンク)というようになっています。
2017年の時点で楽天は首位から陥落をしており、アマゾンが圧倒的な売り上げで上り詰めていますので、今後はさらにアマゾンの躍進は止まらないでしょう。
Amazonと楽天の違い
しかし、利用者からすると大きな差はないように感じますが、私は使い分けをしていますし中にはアマゾンしか使わないという人もいれば、楽天しか使わない。
その逆でAmazonは絶対に使わない。楽天も絶対に使わないという人もいますのでその違いについて書いていきましょう。
Amazon | 楽天 | |
出展方式と出品者 | 出品をするタイプで
マーケットプレイス型です。 出品者が事業者もしくは個人。 |
出店型といって、お店がたくさんあるようなイメージ。
出品をしているのは基本的に個人ではなく事業者。 |
出品をするための費用 | 無料もしくは有料 | 有料(月2~10万円程度) |
見た目 | Amazonが統一化している | 各店舗によって異なる。 |
探しやすさ
比較しやすさ |
同じ商品を検索すれば価格の比較なども一括で見ることが可能になることから価格比較は簡単。
ただし、中には商品の価格を釣り上げている出品者もいるため注意が必要。 |
検索では店舗ごとの価格となり、付属品などが必要なくてもセット商品が出てきたりするため比較しにくい。
検索後にAmazonと同じような手間がかかることが多い。 |
発送と送料 | 発送はとにかく早く、時間帯や商品にもよりますが最短即日発送で翌日にはとどきます。
送料は商品や、利用者がAmazonプライムの会員もしきは非会員により異なりますが、プライム会員が会員対象の商品を購入すると一番早く無料で届く。 |
ショップによって全くことなりますが、無料はほぼなく同じショップでまとめることで送料が無料になることがある。
Amazonは翌日には届きますが、楽天は日数がかかり最短でも2~3日かかります。
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商品の価格に関してはどちらも同じくらいとなっているのですが、楽天は購入をする時期によってはポイントが多く付与されることがあることからお得に感じることも多くなるのは正直なところですね。
また、返品には関しては大きな違いがありAmazonの場合は商品が未開封など特定の条件を満たす場合にはお客側の都合で返品がしやすくなっています。
それに対して楽天市場の場合にはショップによってことなっていますが、自己都合での返品に関しては基本的に応じてもらえない店舗も多いです。
楽天のメール便を選ぶ人がいる
私はアマゾンも楽天も使っている立場なのですが、正直Amazonプライム(prime)(年間3,900円)に入っていれば送料も無料です。
プライムビデオ、プライムミュージックなどが好き放題使えることから本やcd、dvd(video)など小さなものでも購入がしやすいです。
クレジットカードの機能を使えば決済も一瞬で終了をすることから便利だと思います。
郵送に関しては楽天を支持する人もいる
しかし、郵送方法でAmazonよりも楽天と指示している人もいます。
先日Twitterでも書き込みがあります。
7個の商品を5梱包に別けて発送してくれたアマゾンさん、ありがとうございます。
しかも1つだけポスト投函とかやめてください。ほんとに注文できてたっけ・・・ってめっちゃ調べました。
— 海産物/うみ (@desliee) March 17, 2018
アマゾンは商品が届く日は同じなのに、箱を分けられるので複数回受け取らなければならない。
(この人のように7商品を5つの箱にまとめられることも・・・)
・アマゾンは丁寧に梱包をされているが、すべて箱にされるため受け取りの時間にいなければならないし、プライムは早いけれども時間の指定ができない。
・楽天はメール便という機能があり、小さな商品ならばそのままポストへ入れてもらえる。
つまり、注文をした後の面倒さも考慮して楽天を利用している方は多く、特に20代の女性からはこの意見を多くききます。
・平日は仕事、土日は休みだけれども遊びに行ったりする用事があり自宅にいる時間もバラバラ。
・コンビニまで受け取りに行くのは面倒くさい。
Amazonの箱はいらないのでメール便で検索
また、Amazonの場合は箱で来るため開けるのも面倒ですし捨てるのも手間であるという点です。
そんな若い人はほしいものがあるとまずGoogleで検索をするようです。
例えば「送料無料 (商品名) メール便」とすると、メール便で送ってくれるものがでてきます。
メール便とは何かというと、具体的には「ネコポス」や「ゆうメール」のことを指しており、直接ポストへ入れてくれるタイプのものでコスメや本、カラコンなど小さなものの場合はポストで受け取っておけますので便利です。
Amazonと楽天のまとめ
Amazonも楽天もどちらも便利なのですがこのような理由から楽天を支持している人がいることも事実となっています。
私もプライム会員になっていますし、いつでも送料が無料ですぐに届くことから便利だからです。
しかし、楽天を選ぶ方にはメール便がある、ポイントが使えるなどの手間を省く、お得に買えるというメリットもあるようなので個人的にはその時の欲求をかなえてくれる方を利用すればよいのになと思いますね。
梱包という点でメール便を使える楽天はたしかに便利ですが、敗北宣言のような状態になっていますのでここからどんなふうに巻き返しを図るのかは目が離せません。
Amazonがさらに売り上げを伸ばしていくのか?それとも楽天が何らかの施策をとって打開をしてくるのか?目が離せないですね。