いちごは春に人気の果物
いちごといえば、真っ赤な果物で食べるとジューシーな甘さが広がる果物ですね。
実は私もいちごが大好きな一人で、毎年子どもと一緒にいちご狩りに出かけます。
春にしか食べられない果物となっていますので、いちご狩りの出かけてお腹いっぱい食べてきます。
そんな季節になると何気なく食べている人気の果物いちごですが、実は栄養の高い効果のある果物ということをしっていますか?
実は栄養価の高い万能な果物なので、そのいちごの栄養と効果について書いていきましょう。
いちごとは?
もちろん誰もがご存知の果物だと思いますが、いちごの定義や何科などわからないポイントもあると思いますますのでいちごについて書いていきます。
辞書などで調べてみるとイチゴとは?
「バラ目バラ科オランダイチゴ属の植物の果実で、生食したり加工して食用にしたもの」
となっており分類としてはバラ科ということになります。
原産地はアメリカ地方、南アメリカ地方となっており、季節の分類は冬春に入ります。
年中ショートケーキの上に乗っていますし、クリスマスにも盛んに目にすることが多いのであまり気にしていなかったのですがもとtも多く出回る時期は「12月~5月頃」と言われています。
(参考:コトバンク「いちごとは」)
いちごの歴史を紹介
歴史についても紹介をしましょう。
実はイチゴは野生のものがあり、石器時代からヨーロッパやアジアの一体で食べられていたと言われています。
現在のようなイチゴが栽培をされたのは200年ほど前からと言われており、南アメリカから持ち込まれた品種と、北アメリカから持ち込まれた品種が自然交配したものだと言われていますね。
日本でイチゴは知れ渡るようになったのは江戸時代の終わりです。
その時はあまり定着をしなかったのですが、明治32年後のフランスの品種が導入をされたことにより日本でも本格的な栽培が始まったと言われていますね。
いちごの育て方と栽培方法
いちご狩りにいくとたくさんのいちごがあることから家では作れないと感じることも多いのですが、自宅でもいちごは簡単に作れます。
自宅で作るならプランターへ入れて育てましょう。
植え付けの時期は9月下旬~10月下旬となっており、収穫の時期は5月の上旬から6月の中旬までとなっています。
暑さや土の乾燥に弱くいため、乾燥のしやすい場所での栽培は避けるようにし、やや湿り気のある場所と作りましょう。
そのためにも水を適度に上げなければなりませんね。
順調に育てていると、いちごができてくることとなりますが鳥などが食べに来ることになりますので、ネットなどで防護をするようにしましょう。
自宅でも簡単に育てられますので、いちごが好きな方は試して見てください。
いちごの栄養素は高い
甘くておいしいイチゴですが、高い栄養素があるとして人気を集めています。
その中でも最も豊富に含んでいるのは「ビタミンC」になります。
イチゴは1つのサイズは小さめとなっていますが、一度にたくさん食べることになるためビタミンCを摂取することに最適な果物だといえますね。
ビタミンC
100g当たりの平均的な含有量は「とよのか」が54mg、「さちのか」68mg、そして「おいCベリー」の場合は87mgも含まれており、5~7粒程食べれば一日に必要とされる量が賄えるとされています。
(参考:農研機構「イチゴ果実中のビタミンC含量とその収穫期間を通じた安定性の品種間差異」)
もちろん、イチゴの品種にもよりますがいずれもビタミンCは豊富にふくまれていますね。
ビタミンCは風邪の予防や疲労回復、肌荒れなどに効果があると言われていますので寒い冬から暖かくなってくる春に最適な果物だといえます。
アントシアン
他にも含まれている栄養素としては、イチゴの赤い成分であるアントシアニンはポリフェノールの一種で眼精疲労の回復や視力回復に有効とされており、
活性酸素を減らす効果もあることからガン予防にも効果があるのではと言われています。
ペクチン
ペクチンは水溶性の食物繊維となっており、コレステロール値を下げる、血糖値の上昇を抑える、便秘や下痢を解消する、疲労回復などが期待をされます。
また、食物繊維が豊富に含まれていることから便秘を解消する効果があると言われており、腸内環境を整える力も持っていますね。
葉酸
葉酸とは、ビタミンBの一種で赤血球の生産を助ける造血のビタミンです。
これは妊娠中の妊婦さんにとって大事な栄養素となっていますので妊婦さんにも良い効果があると言われています。
赤ちゃんの「発育を助ける」「栄養を送る血液を作る」「母乳の質が良くなる」などの効果が期待をできます。
葉酸はほかにもストレスの軽減やうつ状態を抑える、脂肪燃焼など様々な効果も期待できますのでイチゴを食べるとより効果も高いですね。
カリウム
イチゴんはミネラルが豊富に含まれています。
その中でもマグネシウムやカルシウム、カリウム、鉄などが豊富に含まれていますね。
その中でも特に多く含まれているのがカリウムです。
カリウムには高血圧の予防や改善に効果があると言われており、ほかにもむくみの予防や解消、腎臓の老廃物の排出を助けたり、筋肉の収縮をスムーズにする働きもあると言われています。
他にもキシリトール、フラボノイドなどいろいろな成分が豊富に含まれている果物となっており、ダイエットにも効果があるとされています。
ダイエットに効果がある理由
イチゴには便秘を解消するための効果があると言われており、結果としては腸内環境を整えてくれます。
また、イチゴが他の果物と比較をした場合にカロリーが低めになっていることからダイエットに最適と言われていますね。
イチゴは100gあたり34kcalです。
そのほかの果物は、バナナは86kcalで、りんごは54kcal、キウイ53kcal、もも40kcalと比較をしてみるとイチゴがいかに低いのかがお分かりいただけますね。
ただし、イチゴを食べて入ればカロリーに低いので効果が高いですが、練乳や砂糖をかける。
また、チョコレートをかけたり、品質改良で甘いイチゴを食べるなどをすると、結果的には糖分を過剰に摂取をしてしまいダイエットの意味もなくなる可能性もありますので注意をしましょう。
いちごの食べる量はどれくらいがいいの?
このような栄養豊富なイチゴですが、量はどれくらいは食べればよいものでしょうか?
結論としては、中くらいのものを5~6粒程度食べることができれば一日に必要なビタミンC100gを満たしてくれると言われています。
そのため、ケーキだと3つ程度しか入っていませんし、大福だと1つ大きなものが入っている程度となりますので食べるならばそのままの状態で食べることが一番良いといえますね。
個人的にはそのまま食べることも好きなのですが、他にもジャムにしてもいいかなと・・・。
正直、これだけイチゴに栄養が豊富に入っているとは思っていなかったので育て方を検索して栽培を来年が試みようかとも思っています。
食べすぎには注意!!
ただし、栄養は豊富に入っているからといっていちごをたくさん食べすぎると良くないと言われています。
その理由は、
・下痢や腹痛などの症状がでる。
・口のかゆみやアレルギー反応が出る。
・トイレが近くなる。
こんな風な症状が出てくる可能性があるからです。
実は身体によいと紹介をした成分も食べすぎをすることにより悪い影響が出ることもあります。
例えば、キシリトールは小腸に吸収をされにくいという特徴があり、吸収をされないまま大腸へ運ばれてしまうため、結果としては腸内に大量の水分を運ぶこととなり、下痢になります。
つまり、いちごに含まれている水分は効果もあるのですがその反面腸内の状態を悪くしてしまう可能性もありますので注意をしましょう。
娘が食べすぎて「お腹が痛い」ということがありましたが、農園のいちご狩りのイチゴを食べることにより影響が出ていたのでしょうね。
いちごのバイキングレストランなどへ行く方は要注意になりますね。
おいしいイチゴの見極め方
ここまでイチゴの栄養や効果についてご紹介をしました。
最後にイチゴを食べる際に少しでもおいしいイチゴを選ぶための方法をご紹介しましょう。
イチゴにもいろいろな種類があり、甘いものもあれば甘みを抑えているもの。
また、同じ商品でも1つずつのイチゴで味も異なってくるというのが特徴となっていますので、少しでもおいしいイチゴを食べるために見分けるポイントをご紹介しましょう。
この方法ならばスーパーでも直売所でもしっかりと見極めることができますのでおすすめです。
いちごの種類
実はイチゴにはいろいろな品種があります。
それぞれ特徴も異なりますので、購入をする前にスマホでいちごの名前で検索をしてみましょう。
産地もいろいろとありますので、同じいちごでも産地によっては味も違います。
そんないろいろがあるのがいちごの魅力ですね。
あまおう
大粒で甘味の強いいちごです。
あまおうの特徴の1つはサイズの大きさです。とよのかに比べ平均で約1.2倍程度の重さがあり、見た目も丸みがありかわいらしい形をしており、甘みと酸味はバランスよく取られているイチゴとなります。
味は濃いめという形になっていますね。
スーパーなどでも最も多く販売をされているいちごの品種というイメージになります。
古都華
古都華は2017年に登場をした新しいイチゴとなっています。
香りが豊かで甘味と酸味も強く濃厚な味わい。
ツヤのある濃い紅色の果肉はしっかりしていて歯ごたえがあり、日持ちがするいちごとして人気です。
購入をした古都華は大きさもあり、味も濃厚で甘かったのでおすすめですが少しお高い印象です。
こちらのイチゴは先日マツコの知らない世界でも紹介をされ話題になりました。
中でも高級な古都華でしたが、とても大きく甘みも最高だそうです。
ゆめのか
果皮は鮮やかな赤で果実はややかためとなっており、甘みと酸味のバランスが良いイチゴです。
鮮やかな赤色としているのが特徴のイチゴですね。
さがほのか
果皮はツヤのある紅色で、果肉はきれいな白色。甘味が強く多汁で、酸味は控えめのいちごです。
果肉がしっかりとしており、日持ちが良いのも特徴で店頭では「ほのか」「ほのかイチゴ」と表記をされることもあります。
最近はリカちゃんをイメージしたキャラクターになることが多いですね。
さちのか
甘酸のバランスの良いいちごとなっており、果肉かたく輸送性に優れている果物となっています。
栽培の中心は佐賀県や長崎県となっていますが、広い地域で栽培、販売をされていることから知名度の高い品種となっています。
そのまま食べても良いのですが、ケーキに入れたり、ジャムにしても良いですね。
あすかルビー
あすかルビーは果肉は少しかためで果汁が多く、糖度も高めでほどよい酸味のあるイチゴとなっています。
名前の由来は奈良県で生まれたことから「あすか」が付いており、いちごの赤い光沢がルビーのように見えることから名付けられました。
こちらで紹介をしている古都華の登場により世代交代の始まっているイチゴとなっていますね。
さぬき姫
さぬきひめは丸みのある円錐形が特徴で、サイズは大きめとなっています。
果肉はやわらかく、多汁でみずみずしい食感です。糖度が高めでさわやかな酸味があり香りも豊かなので味もおいしく形もきれいなイチゴとなっていますね。
さぬき姫という名前は「香川県の讃岐」で育成をされたイチゴというイメージでみんなにかわいがってもらいたいという思いから名付けられています。
お値段はかわいくないですがね・・・(笑)
ももいちご
果肉がやわらかく果汁が多いイチゴです。
糖度は高くて酸味は少なめで、香りがよく、風味のよい甘味が楽しめるイチゴとなっています。
果肉は白いですが粒は大きめとなっており、中に空洞ができることもあります。
ちなみに「ももいちご」とは徳島県と奈良県などが愛知県と許諾契約をして生産をしているいちごという意味になりますね。
恋みのり
こちらは長崎産のいちごとなっており果実が硬めで日持ち性及び輸送性が高いいちごとなっています。
味は大粒で粒揃いが多く、全体が淡赤色から赤色のきれいな外見となっています。
糖度は9~10%とそれほど高くはないのですが、味は良いのです。
恋のぞみ
恋のぞみは九州の熊本産が多く、突然変異でできた新品種として人気を集めているいちごです。
大粒で酸味が少なく傷みにくいといのが特徴で、スーパーに出回っているいちごです。
さぬきひめ
さぬき姫は香川県の登録品種となっているいちごです。
身がしっかりとしていて日持ちのするいちごとなっています。
果実はふっくらと丸みのある形となっており、果肉はとてもジューシーで甘みとともに酸味も少しあるさわやかな甘さを感じられるいちごです。
他の種類のイチゴ
・とちおとめ
・ひのしずく
・紅ほっぺ
・やよいひめ
・ゆめのか
・越後姫
・とよのか
・女峰(にょほう)
・章姫(あきひめ)
・アイベリー
・もういっこ
・初恋の香り
・スカイベリー
・いばらキッス
・きらぴ香
いちごの糖度
いちごの糖度はどれくらいあるのでしょうか?
12度で非常に甘い、11度で甘い、10度で甘いという感覚になります。
ちなみに糖度というのは食品や果物に含まれている糖分の量となっており、糖度10というのは100gの中に10gの糖度が含まれているという考えになります。
比較としてでデコポンで約14度程度、メロンで13~18度と言われています。
もちろんいちごの種類によっても異なりますので一概にこの数値とは言えませんが参考程度になります。
選び方
大事なポイントをまとめました。
・果皮がくっきりとしているもの。
・ヘタが青くて元気なもの。
・表面にツヤがあるもの。
・全体的に色づいているもの。
この4つのポイントをしっかりと見極めるようにしてください。
香りのないものには注意
そのほかにも香りを感じないものには注意をしましょう。
その理由は、イチゴは収穫後も赤くなっていく性質を持っています。
そのため、熟す前に摘まれたものも時間の経過で色づいているものもあるからです。
香りは購入の前に確認しておきたいポイントですし、スーパーなどの場合は上からの見た目はきれいでも、そこが痛んでいるものや色の薄いものがあるかもしれませんので要チェックですね。
いちごはデリケートは果物ですので、よく見てから購入をするようにしましょう。
保存をする方法
ちなみに、購入をしてその日に食べるならばよいのですが残してしまったり、時には翌日に回したりする場合もあります。
そんなときにはしっかりと保存をするようにしましょう。
保存の方法はこちら
・乾燥を防ぐためにラップに包む、もしくはポリ袋へ入れる。
・水洗いは腐る原因となるので、食べる直前まで洗わない。
・洗うときはヘタを付けたまま洗うこと。
(ビタミンCが流れ出てしまう)
また、基本的な情報としてイチゴは日持ちのしない果物ですので、購入をした当日には食べるようにしたいものですね。
遅くても購入後が2~3日以内には食べるようにしましょう。
いちごのまとめ
イチゴの栄養から特徴までいろいろな情報をまとめましたが、イチゴという一つの果物の効果や栄養には驚く結果となりました。
冬から春にかけて一番イチゴがおいしい季節ですので、食べすぎには注意をして季節の味を楽しんでくださいね。
最近は年中ハウスで栽培をされていることから簡単に手に入るいちごですが、味を感じるならばやはり一番おいしい冬と春の時期になるかなと思います。
ぜひ、その時期に食べるようにしましょう。
いちご狩りもその時期しか味わえないものとなりますので早めに予約をして思い切りたのしみましょうね。