電気代が気になるエアコンの料金
夏や冬など大活躍をしてくれるエアコンですが、どうしても気になることがエアコンにかかっている電気代。
一日中家族が家にいる土日祝日などになるとどうしても気になるものです。
そんなエアコンですが、都市伝説的なこんな噂があります。
「毎回スイッチを入れるよりも、つけっぱなしの方が電気代は安い」ということ。
これはきになる情報なので本当なのか調べてみましょう。
エアコンの電気代はいくら?
特に夏にはクーラーを付けなければ熱中症などのリスクもありますのでつけなければ命も危険になることもあります。
そのため、どうしてもつけることになるのですが、1時間エアコンのクーラーをつけた場合に大体どれくらいの電気代がかかっているでしょうか?
すごく高いイメージがありますね。
クーラーの電気代の計算方法
電気代の計算をする方法は「期間消費電力量」というものが必要になります。
期間消費電力量というのはエアコンを1年間使った場合にかかる電気代の目安となります。
計算方法は「期間消費電力量×1kWhあたりの電力量計算=1年間の電気代の目安」となります。
ここから計算をしてみると、クーラーにかかる電気代は最新のエアコンで約16,000~20,000円くらいには収まるという計算となっています。
古いクーラーなどの場合には間違いなくもう少しかかることになりますが相場としてはそれくらいとなっていますね。
ちなみに7年前のエアコンで計算をした場合には22,000円となっていますのですでに2,000円を超えているという計算になるため高くなっています。
エアコンもある程度の時期になったら買い替えも必要なのかもしれないですね。
エアコンをつけっぱなしにすると電気代や安くなる?
では、本題のエアコンをつけっぱなしにすることで電気代は安くなるのでしょうか?
これについて書いていきましょう。
まず理解をしておきたいことは、エアコンの消費電力に関しては暖房よりも冷房の方が低くなります。
ここでは冷房をつけっぱなしにしたときに電気代が安くなるかを書いていますので参考にしてください。
結論と理由
では、実際にエアコンをつけっぱなしと、その都度つけるということで実験をした場合にどれくらい差がでたのでしょうか?
これについて調べて見ると、1カ月間つけっぱなしにした家の電気代は4,487円なのに対して、その都度エアコンのスイッチをいれたエアコンは3,533円となっています。
つまり、つけっぱなしにしてもたったの900円しか変わらないということになります。
実はエアコンの料金が一番かかるのは立ち上がりの時なんです。
もちろんエアコンによっても異なるのですが、スイッチを入れて動き出した際にどうしても多くのエネルギーを必要としますね。
エアコンの立ち上がりが一番高い?
立ち上がりからのコストの比較です。
エアコン立ち上がりから1時間のコスト:約29円
エアコンの運転が安定してからの1時間あたりのコスト:約3円
このようにエアコンを使う場合に気を付けたいことはスイッチを入れたり、切ったりを繰り返すと一番電気代がかかるということです。
そのため、つけたままにしているのと、その都度電源を切ってエアコンを運転するのとではそこまで差がないということがわかりますね。
これを朝と夕方に2回した場合にはもちろんエアコンの起動だけでそれだけの電気代がかかっているということになりますので無駄になります。
結論としてはエアコンをつけっぱなしにしておくほうが電気代はもちろん高いのですが差は少ないというのが正直なところです。
エアコンをつけっぱなしにするメリットデメリット
エアコンをつけっぱなしにする場合と、その都度電源を切る場合で電気代が異なるということはお分かりいただけました。
多少はつけっぱなしの方が料金は高いのですが、それよりもメリットが非常に多いのです。
そこでエアコンをつけっぱなしにしておくメリットについて書いていきましょう。
エアコンをつけっぱなしにしておくメリット
メリットは以下の3つです。
・暑い外からかえって来たらいつも涼しい。
・電源を付けたり、消したりする手間がない。
・エアコンの電源を切り忘れてしまったというストレスがない。
中でも暑い夏は何かと涼しさを求めることになります。
その際に帰ってきたら涼しい状態になっているというのはうれしいものですので夏は特にエアコンをつけっぱなしにして生活をしたいものですね。
エアコンをつけっぱなしにするデメリット
エアコンをつけっぱなしにしておくデメリットについて書いていきます。
・電気代は高くなり、室外機が動いているので環境に悪い。
・部屋がいつも乾燥してしまう。
・外と中の気温差を感じれず生活が単調になる。
メリットも多い反面、やはりこれだけエコや環境のささやかれている時代なのですが、環境には最悪な状態となりますのでそこは注意をしたいポイントです
エアコンが壊れる可能性
また、エアコンをつけっぱなしにすることで常に家の中では涼しいですし、気持ちも良いものなのですが注意をしなければならないこともあります。
例えば、エアコンをつけっぱなしにしておくということは常にエアコンは稼働状態ということなのでどうしても使っているという負荷を避けることはできません。
エアコンの寿命は基本10年と言われていますが、つけっぱなしにしておくことでエアコンが早くつぶれる可能性はあるでしょう。
また、つけっぱなしにしておくことで火事にならないかという不安もでてきますが家事についてはただしい使い方をしていればほぼないと思われます。
例えば室外機の前に草などがありきちんと稼働できない状態などは危険ですし、フィルタにゴミが溜まるとどうしても稼働しにくくなりますね。
エアコンがずっと動いているということは負荷がかかっているということなのでそれを避けるためには少しでもエアコンが通常に動ける状態を作り出してあげましょう。
エアコンをつけっぱなしにするまとめ
個人的な意見としてはもっと電気代もかかると思っていたのですが、一か月の電気代の差がわずか1,000円程度というのは正直おどろきました。
もちろん使っているエアコンも古さによって電気代も異なるとは思いますがつけっぱなしにしている電気代のよりも常に涼しい状態になることなどのメリットが大きいように感じます。
室外機も動きっぱなしなので地球環境にはよくないかもしれませんが帰っても部屋の中が涼しいという点は大きな魅力だと思いますので一度試してみようかと計画中。
あとは奥さんを説得するだけですが、理解を得るまでに時間がかかりそうですね(笑)
エアコンを新品に替えると効果的
また、これからエアコンを利用する場合に一番効果的なのはエアコンを新品にすると電気代も下がります。
エアコンは毎年どんどん進化をしており、新しいエアコンになるほど電気代も安いものがどんどんと増えています。
5年前のエアコンと新品のエアコンを比較しても電気代は驚くほどかわりますのでエアコンをつけっぱなしにするのならばエアコンを新品に買い替えて省エネのものを選ぶということをするとよいですね。
エアコンの寿命は平均10年~12年ほどと言われていますのでだいたいそれくらいが買い替え時といえます。
また古いエアコンを使っていると先ほども紹介をしたように電気代が高くかかって仕方がありません。
そのためにも今使っているエアコンが10年ほど前のものならば買い替えも検討しましょう。