治療のための薬は正しく飲もう
病気やけがなどをすると薬を飲む方も多いと思いますが、そんなときに正しく大事なことは薬を正しく飲むことです。
薬は治療のために飲むもので、正しい飲み方をすることで効果を最も発揮するといわれていますが、その反面正しい飲み方をしなければ効果は薄くなったり逆効果になってしまうこともあります。
そんな薬を正しく飲む方法について書いていきましょう。
薬とは?
飲み方について書いていくまでに、そもそも基本的なこととして薬とはいったい何なのでしょうか?
薬の定義についてまずは書いていきましょう。
薬とは、
ヒトや動物の疾病の診断・治療・予防を行うために与える薬品。使用形態としては、飲むもの(内服薬)、塗るもの(外用薬)、注射するもの(注射剤)などがある。
それを体内に摂(と)って、著しい威力を発揮する物質。特に、病気・傷をなおすため、飲んだり塗ったり注射したりするもの。
(引用:ウィキペディア「医薬品」)
薬とは体にいれることで治療もしくは予防をするためのものとなっており、実際に飲むと効果も高いといわれています。
ジェネリックとは?
体に何らかの問題があった場合に飲む薬ですが、ほかにもジェネリック医薬品と呼ばれるものもあります。
こちらは「新薬(先発医薬品)」の特許が切れたあとに販売される、新薬と同じ有効成分、同じ効き目の価格の安いお薬のことです。
本来の薬と効果は一緒だけれども、より飲みやすく、より効果の高いものとなっている薬のことです。
ジェネリックの魅力は何といっても「安価」であることですので、少しでもお金を控えたいのならばジェネリック医薬品でもよいでしょう。
正しい薬の飲み方
薬についても理解をしたところで、正しい薬の飲み方について書いていきましょう。
正しく飲んでいるようで、そして知っているようで実は正しく飲まれていないことが多い薬の飲み方なのでこの機会に見直しをしていきましょう。
薬を飲む際に大事なことは以下の5つのポイントです。
・タイミング・・・食前、食後、食感、とんぷくなど決めれた時間の飲むこと。
・量・・・・正しい量を飲むこと。自分で勝手な量の調節をしないこと。
・方法・・・コップ一杯の水で飲むことが原則。
・期間・・・治ってきたから、また風邪にかかったからといって勝手な服用をしたり中止をしない。
・飲み合わせ・・・一緒に飲んではいけない薬、食べ合わせの良くないものがあります。
では、詳細な情報を書いていきましょう。
タイミング
薬には飲む時間帯というものがあります。
これは薬剤師が処方をする際に袋に記載などをしてくれているのですが、それは守るようにしましょう。
朝昼晩の3回が基本となるのですが、その中でも食後、食間、食前、など違いがありますので紹介をしていきます。
仕事なので不規則な生活をしている場合にタイミングがなかなか合わないという人もいるでしょう。
そんなときにタイミングが合わないという人もいますが、そんなときにも自分で勝手に判断をせずに薬剤師に相談をして飲むようにして下さい。
食後
薬の作用で胃が荒れてしまう薬は胃の中の食べものが残っている状態で飲むようにします。
目安としては食後30分以内には飲むようにしたいですね。
食間
食事と食事の間の飲むことです。
よく勘違いをされるのですが、今食べている食事の途中で飲むのではなく朝ご飯と昼ご飯の間などに飲むことを指していますので間違えないようにしましょう。
食前
食事を食べる前に飲む薬です。
食前に飲むことで高い効果を発揮する薬なので食事を食べる30分~1時間前に飲むようにします。
指定をされた時間に飲むこと
薬はその効果を発揮するために製薬会社が作っていますので必ず「○○に服用」と書かれているタイミングを間違えないようにしましょう。
頓服薬とは?
頓服薬という薬もありますが、これは他の薬と違って特殊なものとなっています。
食後など決まった時間帯などではなく、発作時や症状のひどい時などに薬を飲むことです。
薬によって飲む回数やタイミング、飲むタイミングは異なりますので薬剤師の説明を守るようにしましょう。
量
量は当たり前ですが、勝手に自分で調整をして増やしたり、減らしたりしないことです。
中には自分で調整をして飲んだりする人もいますが、それは大きな間違いですし危険です。
正しい量を飲むようにし、どんな時に適量を飲みましょう。
飲む方法
飲む方法の目安として言われているのは「コップ一杯の水で飲む」です。
中には水を飲まずに薬だけで飲む人もいますが、それは大きな間違いです。
薬がのどや食道に引っかかったり、薬の影響で食道炎や潰瘍を起こすこともあり得あmス。
特にカプセルは体の中でひっかかりやすい薬なので、水でキチンを服用をしましょう。
また薬を飲むために最小限の水しか飲まない人もいますが、これも間違いです。
薬の吸収が悪くなる、効果が遅くなる、効き目が悪くなることがあるなどデメリットも多いので薬は飲めたとしてもコップ一杯の水はのみましょう。
水以外はダメ?
水以外にもジュースやお茶、アルコール類で薬を飲もうとする方もいますが薬に含まれる成分と飲み物に含まれる成分で薬の効果が変わったり、副作用を引き起こすことも考えられますのでやめておきましょう。
期間
薬には有効期間というものがあります。
飲み残すときちんと治りませんし、同じ症状が出たときに残っている薬を飲む方もいますがやめておきましょう。
薬は体を良くしてくれる効果もあれば、逆に毒になることもありますので勝手な判断はしないようにしましょう。
飲み合わせ
中には逆効果になる場合もありますので勝手は判断はしないようにしましょう。
ここで紹介をしたようにコップ一杯の水でタイミングをみて服用をしてくださいね。
飲みにくい時の対応方法
錠剤の薬などがありますがなかなか飲みづらいなんてこともあります。
そんなときの対処法について書いていきます。
まず飲みにくい時に薬を細かくしたり、潰したり、量を調節したりする人もいますがそれは大きな間違いとなります。
薬の量などを自分で勝手に調整をしたりすることはダメなので、適切な量と形は守るようにしましょう。
そのため、飲みにくい場合にはまず薬剤師や医師に確認をしてください。
薬が飲みにくい時の対処法
薬はたしかに飲まなければならないのですが、中には飲みにくいというときもあります。
「薬を飲むことが苦手」「大きな錠剤を何とかしたい」など薬に関する悩みも多いでしょう。
そんな薬が飲みにくい時の対処法を書いていきましょう。
水を先に飲む
最初に水を飲んで食道に薬の通り道を作って上げると良いです。
そうすることで喉の引っかかりも少なくなるとのことなので試してみましょう。
先に水を口に含む
まず、水を飲んで喉を潤します。
もう一度口に水を含んで口の中で薬を水に浮かべるような感覚にします。
それを一気に飲みこむことで薬の引っ掛かりを少しでもなくせると言われていますので試してみましょう。
大きな錠剤は上を向いて飲む
錠剤は水に沈みやすい性質を持っていますので上を向いて飲むようにしましょう。
上を向くことで食堂もまっすぐになりますので飲みやすくなるためメリットも高いです。
薬をオブラートに包んで濡らす
薬をゼリーなどの薬を飲みやすくするためのものを使って飲むようにしましょう。
これはとても簡単でのど越しもさらっと飲めるようになることから使っている子どもやご老人も多いです。
薬の飲み方のまとめ
薬は飲めば体の体調を整えたり、痛みを和らげたりと効果の高いものになっていますがその反面飲み方を間違えると毒になったり、危険を伴うこともあります。
そのようなリスクを避けるためにも正しい飲み方をしましょうね。
また、子供と大人では薬の効果や成分も異なりますので決して子供に同じ症状が出ているからといって大人の薬を服用させたりしないようにしましょう。
薬とは上手に付き合って効果を得たいものです。