人には言えない悩みってありますよね。
その中の1つに「痔」があります。
「俺、痔やねん」「私実は痔もっているの」という言葉はあまり聞いたことがありませんし、もちろん友人でもなかなか言えないです。
そんな痔を患っているもしくは自覚症状がある人は日本人にはとても多く、30%がその割合だといわれていますので意外と日本人の中には痔で悩んでいる人もおり、中でもいぼ痔は多いです。
トイレ行くと「痛い・・」んですよね・・・。
そこで、今回はいぼ痔について書いていきたいと思います。
もちろん簡単には治るものではありませんのでしっかりとチェックしておきましょう。
いぼ痔とは?治し方はあるのか?
まず、日本人に多いとされているいぼ痔についてですがいぼ痔とは何なのかについて書いていきましょう。
いぼ痔とは肛門にいぼはできている状態です。
正式名称は痔核といい肛門付近の血流が悪くなることでうっ血し、その部分は腫れあがることによりいぼに変化していきいぼ痔となります。
いぼ痔には肛門と直腸の接合付近にできるものがあり、内痔核と外側にできる外痔核の2種類があります。
どちらも排便時や排便時に出血が痛みを伴うことが特徴ですね。
いぼ痔の種類と特徴
いぼ痔には先ほど2種類あるとお伝えしました。
1つは内痔核と呼ばれる中にできるいぼ痔。2つ目は外痔核と呼ばれる肛門付近にできるいぼ痔のことです。
内痔核は直腸の付近にできるいぼのことで知覚神経が通っていないため初期は痛みを感じることは少ないのですが出血量が増えてくることにより気付く人が多いです。
その際に痛みを感じることもあり、それは大きくなったいぼが肛門の外に飛び出てしまうためとなっています。
これを脱肛というのですが、ひどくなると排便をするたびに痛みを生じることがあります。
外痔核、肛門の外にあるため触ればわかるような状態です、
肛門付近に違和感があり指で触ってみるとコリコリしているような状態のものを外痔核と言い、内痔核と違って触れたばわかります。
外痔核は皮膚の一部という扱いになることから痛みを伴いやすいというマイナスな面がありますね。
特に外痔核は外にあることから誰でも触れてしまいますので、腫れると痛みを伴う場合もあり炎症をすると歩き方がおかしくなるほど痛くなることもあります。
いぼ痔になる原因
いぼ痔になる原因はいろいろとあります。
実はここまで読んでくださった方にだけカミングアウト。
筆者の私は「いぼ痔で外痔核です」。
何のカミングアウトやねん!思うかもしれませんが、私は結構悩んでいるんですよね。
そこでいぼ痔の治し方や原因について調べているうちにめっちゃいぼ痔に詳しくなったのでこの記事を書いています。
と、話がそれましたのでいぼ痔の原因を書いていきましょう。
排便のいきみ
いぼ痔になる人は特に便秘気味の人に多いのですが、排便時にいきむことが多い人は要注意です。
あまり強くいきんでしまうと肛門部分に大きな負担がかかることとなり、通常の立っているときに3~6倍くらいの圧力がかかっているといわれています。
トレイに行くたびにいきむことが多い人はその部分がたるみ、そこに血液が流れ込むことでうっ血状態となりやがていぼ気になると考えられます。
同じ姿勢ととり続けている
最近のサラリーマンやOLに多いのですが、長時間椅子に座ることが多いです。
するとお尻が痛くなりますよね。
そうなると肛門にだけずっと負担がかかることになりますので血が滞りいぼ痔になりやすくなってしまいます。
では、立ち仕事は大丈夫なのか?と思うのですが、立ち仕事も同じで結果的には血が足に溜まっていき血流が悪くなるのでいぼ痔になりやすいです。
冷え
手先や足元など冷やすと血行が悪くなります。
血行が悪くなると痔を生む原因となりますので体を冷やさないように日ごろから意識しておきましょう。
食生活
食物繊維の少ない食べ物、野菜、水分不足。
その反面肉や魚を頻繁に食べると血液がドロドロになり血液の流れが悪くなりますし、便秘にもなってしまいますので痔を産み出す原因となります。
野菜は豊富に、そして水分は多めにとりましょう。
→ 血液をサラサラにしてくれるおすすめの食べ物と飲み物を紹介
またお酒の飲みすぎやタバコなどの血流の流れを悪くする原因となりますので痔の原因となってしまうでしょう。
ストレス
仕事や家庭などでストレスを溜めると血流の流れが悪くなり、痔の原因となりますので注意をしましょう。
適度に運動をする、遊びに行くなどストレスを発散させましょう。
いぼ痔の放置は危険!放っておくとどうなる?
そんないぼ痔ですが、やはり恥ずかしいもの。
病院へいくのもなんとなくはずかしいし・・・という方もいることでしょう。
しかし、いぼ痔は放っておくと大変危険な母体によって浮きなのです、
内痔核の場合は少しずついぼが大きくなり最終的には肛門から垂れ下がってしまい脱肛といういぼが肛門の外から出てしまう状態となります。
しかし、これを繰り返すと脱肛がクセとなり最終的には自分でその都度繰り返し肛門の中へ入れなければならなくなり、炎症も起こすので激しい痛みに代わってしまいます。
いぼ痔の治し方!自然治癒はするのか?
そんないぼ痔ですが、治し方はあるのでしょうか?
いぼ痔の治し方について書いていきましょう。
いぼ痔は放置をしておくと悪化をしていき、その結果日常生活にまで問題が生じる可能性もあります。
そのため、いぼ痔をわかった時点で早急に治療はすべきだといわれています。
自然治癒についてですが、外痔核は稀に症状が初期症状であれば消滅するということがありますし、症状が進んでいる状態でも血液が体内に吸収されることにより腫れや痛みが引き、やがていぼ自体も消滅することはあります。
しかし、基本は何も治療をしない場合には治ることは少ないです。
内痔核の治療法
内痔核に関しては症状の進行状態によって治療の方法は異なります。
しかし、基本は保存療法といって薬や軟膏、生活習慣の改善による治療が基本です。
ただし、脱肛が頻繁に起こる、日常生活にも明らかに影響が出ているという場合には手術をすることもあります。
外痔核の治療法
外痔核も内痔核と同様に症状の進行具合によって治療の方法は異なります。
初期から中期の症状の場合には座薬や軟膏によって症状を改善させることになりますが、痛みや激しい腫れ、強い重度の痛みがあると手術を行って血栓の除去をする場合もあります。
軟膏を購入するより病院へ行こう
もちろん軟膏でも治療の効果を得ることは可能なのですが、できれば一度病院へ行く方が早いです、
ボラギノールなどもありますが、ドラッグストアへ行ったとしても座薬、軟膏、注入軟膏のどれを使ったらよいのかわからないですよね。
痛みはひどい場合には手術をすることになる可能性もありますので、早めに受診をして対処法を教えてもらうことが最も効果的でしょう。
行くならば「肛門科」もしくは「消化器科」へ行きましょう。
いぼ痔の治し方のまとめ
いかがでしょうか?
ここまでいぼ痔の治し方についていろいろと書いてきましたが、すぐに治るというものではなくいぼ痔とわかった時点でそれなりの治療が必要となります。
そのため、恥ずかしいかもしれませんがそれが悪化をして会社の同僚や友人などに知られる方が大きな問題となります。
そうならないためにも原因となる部分の改善や病院での早期治療が最も効果を発揮してくれますのでぜひ治療をしてみましょう。